「…あんたに心配されたらおしまいだわ。あたし」
――Eve Roland
「土地とかに詳しい奴…誰か捕まえとくべきだったな……」
――Lower Madras
「頑張ろうよ。私も行くから」
――Marron Risterry
「その辺の地理に詳しい奴なら真っ先に逃げ出したくなる名前だぞ、それ」
――Lane Glowbaru
「たとえあたしがSAINT ARTS所属だったとして…あんた達になんか関係あるの?」
――Rine Alterm
「有難う。じゃあ宜しく。…えっと」
――Selsia Tigt
「…別に。気にしてない」
――Ashley
「…そんな記憶は存在しない」
――Rit
「…だから、それ全部向こうに帰して置いて頂戴よ。あたしもう行くから」
――Noel Lila
「察しがいいんだな?――その通りだぜ!!」
――Keith Roydou
「でも、忘れないで?――牙を向く者は、何処にでも潜んでるって事」
――Helen
「――チェックメイト」
――Fennel
「んー…。――力尽くでも奪う。かな?」
――licorice Dorit
「……勿論だよ。君達には話そうと思っていたんだ」
――Regulo Ninegross
「あれは、人が持ってはいけない‘力’よ」
――Neon Strategy
「そうよね?当事者さん??」
「俺の問いに答えろ。何でお前がそれを知ってる!!」
「…信じ、らんない……。…何で言ってくれなかったのよ……」
「…ごめん……」
「生きているって期待して兄さんを探し続けたあたしを見て、ずっと笑ってた?」
「違っ……」
「もうあんた何か信じない!!!最低!!!」
「――ねえお願い、立って。神殿に向かわないと」
「……もう、無理…」
「どこまで知ってる?」
「もう、全部知ってます」
「大人しく認めたらどうですか?」
「君達は本当に惜しい人材だ…。
――そうだ。BLACK SHINEを裏で操ってるのは私だよ」
「…どうしても、分かってくれないのね」
「分かるも糞もねえ、コイツが全部悪い」
「……あんたが其処まで分からず屋だなんて思わなかった!!」
「――アンタに指図される覚え何て無い」
「何処の誰だか知らないけど……本気で姑息な手を使ってくるのね」
――彼女の‘懺悔’
「やっぱりあんたがBLACK SHINEリーダーだったのね」
「そうなれば――本当に‘世界の崩壊’となる」
――野望の‘復活’
「それは罪の恋歌――。‘彼女’と‘彼’が犯した禁忌の話」
「罰を下されるのはセルシアじゃないよ…。……あたし、なの」
――罪と罰の‘過去’
「ゲリオン・テリア。――あの塔の最上階に、答えが有る」
「行くわ。…もう時間が無いんだから」
――対抗手段を探す‘旅’
「私はずっと臆病だった。自分に自信がなくて、全部見てるだけだったの。
けれどそれは駄目だって事、気付いたよ。
…みんなに会えたからだよね。だから、ありがとう――」
それはきっと、本当の‘勇気’を見出したこと。
「俺はずっと逃げてた。目の前の事実、汚物と贓物の過去。そして―――俺自身から。
…ホントは今も今で一杯一杯だし、結構しんどいけどさ。
……けど、何でか前の俺に戻りたいとは思わねえんだわ」
それはきっと、本当の‘強さ’を思い出したこと。
「あたしはずっと迷ってた。言えない言葉も伝えれない気持ちも多かった。
けれど変わりたいとも思ってなかった。それがあたし何だとずっと思ってたから。
…あたしが変わるキッカケをくれたのは、あんた達よ?」
それはきっと、本当の‘優しさ’に触れたこと。
「俺はずっと諦めてた。何も変わる筈がない。過去なんて変えれない。
…そうやって何時も過去に囚われて、自分と、相手の全てを拒絶してた。
過去は確かに変えれないけれど、大切なのはそれからの未来――。教えてくれたのは、みんなだぜ」
それはきっと、本当の‘償い’に気付いたこと。
「私も、ずっと絶望してた。
こんな広い世界じゃ、私一人が何を言ったって何も変わらないって、何もかも投げやりだった。
…自分から動かないと変えれないって事に気づけたのは、きっと皆のお蔭」
それはきっと、本当の‘希望’を見つけたこと。
「そうだなあ…。俺もみんなと一緒。ずっと馬鹿だった。
大切なものも見抜けずに、自分を守るのが精一杯だった。
けれどお互いを支えあう事の大切さと嬉しさに気づいたんだ。…全部みんなのお陰だな」
それはきっと、本当の‘守る’意味を知ったこと。
「――信じてる。貴方達の事。だから、きっと…」
「俺が居なくても――もう、大丈夫だよな…?」
「ごめんね、ありがとう……」
「俺は此処までだろーな…、けど。お前達なら、もっと先に行ける。だから……」
金色に輝く宿り木の魂は、煌めく聖水の加護を受け‘救い’の心具を産み落とす
深淵に咲く荒野の祈りは、償いと懺悔の意思を決し‘裁き’の心具を産み落とす
混沌に還る沈黙の詩は、世界の慈悲なる希望を持ち‘願い’の心具を産み落とす
絶望を平伏させる七色の宴は、望みと希望の天秤を握り‘弔い’の心具を産み落とす
言霊を紡ぐ永遠の光は、汝と我等を優しく包む世界の光となり‘信愛’の心具を産み落とす
夕闇を飲み込む王者の力は、真成る罪人に制裁を与える‘導き’の心具を産み落とす
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